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ニューイヤー駅伝2018(第62回全日本実業団対抗駅伝競走大会)終了。総合成績、区間賞、ざっくり戦況。

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三が日は駅伝三昧だったこんつま(@goldblack_33)です。

箱根駅伝と前後しますが、元日には実業団対抗の駅伝、通称ニューイヤー駅伝が開催されました。

ニューイヤー駅伝の成績を、ざっくりした戦況とともにまとめます。

ニューイヤー駅伝 紹介

ランナー イラスト

ニューイヤー駅伝は毎年1月1日に、群馬県庁を発着点とし7区間全長100kmのコースで行われる実業団対抗の駅伝大会です。

第62回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝):日本陸上競技連盟公式サイト – Japan Association of Athletics Federations

各地域で行われる予選会を勝ち抜いた全37チームが出場します。

高卒ルーキーから30代後半まで、幅広い年齢層の選手が出場する大会です。

箱根駅伝で活躍した選手も数多くいるので、長年箱根駅伝を観戦していると「あぁ、あの選手はもう30歳になったのか。早いなぁ」と言った感想がこぼれます(笑)

総合成績

それでは、2018年ニューイヤー駅伝の総合成績を15位まで紹介します。

優勝:旭化成 4時間52分18秒

第2位:Honda 4時間54分30秒

第3位:トヨタ自動車 4時間54分39秒

第4位:トヨタ自動車九州 4時間56分25秒

第5位:富士通 4時間56分53秒

第6位:DeNA 4時間59分08秒

第7位:コニカミノルタ 4時間59分09秒

第8位:MHPS 4時間59分10秒

第9位:安川電機 4時間59分15秒

第10位:愛三工業 4時間59分17秒

第11位:住友電工 4時間59分21秒

第12位:九電工 4時間59分40秒

第13位:愛知製鋼 4時間59分43秒

第14位:中国電力 5時間00分09秒

第15位:日清食品グループ 5時間00分54秒

旭化成が昨年に続き連覇しました。

4区でHondaがトップにほぼ並んだときは逆転もあるのでは?と思いましたが、5~7区でしっかりとリードを広げて最後は完勝。

2位にはHondaが、3位には2015年、2016年と連覇したトヨタ自動車が入りました。

1区で出遅れたコニカミノルタとMHPSは後半追い上げてそれぞれ7位、8位と入賞。

優勝経験もある日清食品グループは5区、6区の失速が響き15位に終わりました。

区間賞

続いて、各区間の区間賞の紹介です。(文中敬称略)

区間氏名チーム記録
1区遠藤 日向住友電工34分55秒
2区ビダン・カロキDeNA22分25秒
3区市田 孝旭化成38分27秒
4区設楽 悠太Honda1時間04分19秒
5区村山 謙太旭化成47分09秒
6区市田 宏旭化成35分49秒
7区早川 翼トヨタ自動車47分12秒

カロキ、市田孝、村山謙太、市田宏の4人は昨年に引き続き区間賞を獲得しました(ただし市田孝は昨年4区で区間賞、あとの3人は同区間で2年連続)。

ざっくり戦況

では、区間ごとにざっくり戦況を書いていきます。(文中敬称略)

1区

1区はDeNAの上野やコニカミノルタの宇賀地、カネボウの文元など実力者が早々と遅れる中、高卒ルーキーの住友電工・遠藤と大卒ルーキーで昨年の箱根駅伝でも1区を担当したトーエネック・服部のスパート合戦となりました。

服部かなぁ・・・?と思っていたところにぐいーっと遠藤が出てきて最後は服部を1秒突き放してトップでタスキリレー。

2区

2区は唯一外国人ランナーが走ることを許されている区間。

そのため、順位が大きく入れ替わります。

DeNAは31位から13位に、NTNは17位から2位に、日立物流は22位から12位にと大きくジャンプアップしたチームがある一方、日本人選手で戦った住友電工は1位から22位、トーエネックは2位から19位など大きく順位を下げる結果に。

1区9位でスタートした旭化成のキャプシスが区間3位の好走でトップに立ち、以後旭化成は1度もトップを譲ることがないまま連覇を達成します。

3区

3区はトップでタスキを受けた旭化成の市田孝(双子の兄)が後続を徐々に引き離し、リードを広げました。

後続ではDeNAの高橋が9人を抜いて4位に浮上、またトヨタ自動車九州の大津は8人を抜いて9位へ浮上。

また、愛三工業が3区終了時点で3位と大躍進。

ちなみに後半追い上げをみせたコニカミノルタとMHPSはこの時点でそれぞれ22位、20位でした。

4区

エース区間とも呼ばれる最長4区。

この区間には、各チームのエースが顔を揃えます。

区間賞を獲得したHondaの設楽悠太は、スタート時点でトップとの差が1分32秒。

ぐんぐん追い上げ、最後はトップを走っていた旭化成の大六野(だいろくの)にほぼ並ぶかたちでタスキを渡しました。

あの追い上げはすごかった・・・!まさに爆走

また後続では、MHPSの井上が区間2位のこれまた爆走で20位から一気に7位までチーム順位を押し上げました。

大躍進の愛三工業は、4区を走った鈴木が沿道の応援団に両手を挙げてガッツポーズを見せており、10km以上(15kmすぎだったかな・・・記憶曖昧ですごめんなさい)走っている状態であそこまでパフォーマンスできるってすごいな、と感心しました。

コニカミノルタは、昨年7区区間賞の野口が順位を8つ上げて14位。

5区

旭化成とHondaがほぼ同時でタスキリレーをしてスタートした5区は、すぐさま旭化成の村山が前に出てHonda山中との差を広げました。

最後はHonda山中が追い上げるも、旭化成の村山が14秒差をつけてトップでタスキリレー。

後続では全選手の中でいちばん応援しているトヨタ自動車九州の今井正人(元祖・山の神)が区間3位の走りを見せてチーム順位を2つ上げ4位に浮上!

大学時代から彼の走りにはいつも元気をもらっています。「ふしぎな力」でもあるのでしょうか・・・?

また、ロンドンオリンピックマラソン代表の安川電機・中本健太郎も区間6位の好走でチーム順位を4つ上げました。

大躍進の愛三工業は、中西が区間32位と失速し、8位に後退。

また、優勝経験があり、いいメンバーが揃っているはずの日清食品グループも、佐々木が区間35位の走りとなってしまい11位から18位に。

6区

6区は昨年区間賞を獲得した旭化成の市田宏(双子の弟)が追うHondaのベテラン石川(38歳・リオオリンピックマラソン代表)を引き離し、1分以上の差をつけてアンカーの鎧坂へタスキをつなぎました。

区間2位の走りを見せたコニカミノルタの山本がチーム順位を3つ上げ、8位入賞も見える9位に。

まもなく38歳になる愛知製鋼の松宮隆行(18年連続18回目の出場)が区間6位のいい走りを見せてくれました!テレビではその走りがほぼ映っていなかったことが残念でなりません。

大躍進の愛三工業は10位、日清食品グループは21位に後退。

7区

最終7区。

トップでタスキを受けた旭化成の鎧坂が淡々と歩を進め、区間2位の好走で優勝のゴールテープを切りました!

旭化成は昨年に続く2連覇

ニューイヤー駅伝 in ぐんま(第62回全日本実業団対抗駅伝競走大会) | 試合結果・トピックス | 陸上部 | 旭化成株式会社

後続では8位以内の入賞争いが最大6人で争われており、もはや優勝よりも(笑)こちらに注目。

当初はMHPSの松村、DeNAの木津、安川電機の久保田の3人の集団にコニカミノルタの神野が加わって4人での6位争いだったのが、けん制し合っている間に後ろから愛三工業の鈴木と住友電工の藤村が追いつき6人での6位争いに!

しばらく6人の並走が続き、うちに久保田、鈴木、藤村が遅れ松村、木津、神野の3人の6位争いになり、最後の直線で木津がまず前に出てDeNAが6位でゴール、7位争いは「スパートが苦手」と話していた神野がスパートを見せて松村を振り切ってコニカミノルタが7位、1秒差でMHPSが8位となりました。

区間賞を獲得したのは3位に入ったトヨタ自動車の早川。しかしほとんどテレビに映らずでした(涙)

5区6区で失速した日清食品グループは佐藤悠基が区間3位の意地の走りで順位を6つ上げ15位でゴール。

また、この大会で引退を表明している九電工の前田は、区間6位の走りを見せ、順位をひとつ上げてゴールし有終の美を飾りました。

さいごに

2018年のニューイヤー駅伝は、優勝こそ早々に決まってしまったものの、後続でわくわくする展開が何度もあったので観ていておもしろかったです!

個人的に応援している今井正人選手が活躍している姿をテレビでたくさん観られたことも嬉しかったです♪

ニューイヤー駅伝に出場した選手は他の駅伝やマラソンにも出場します。

テレビで観られるレースは観戦するぞ〜!