お正月は元日のニューイヤー駅伝、2日と3日に行われる箱根駅伝と駅伝ファンにとっては楽しい3日間。
今日は第96回箱根駅伝(2020年)復路が行われました。
もちろん、スタートからゴールまでしっかりテレビ観戦しました!
こちらの記事では、1/3(金)に行われた第96回箱根駅伝(2020年)復路の大学別成績と各区区間賞を、個人的感想とともにまとめます。
第96回箱根駅伝(2020年)往路成績まとめと個人的感想はこちら
第96回箱根駅伝(2020年)大学別総合成績
第96回箱根駅伝(2020年)、まずは大学別の総合成績とタイムです。
チーム | タイム | |
---|---|---|
1 | 青山学院大学 | 10:45:23 |
2 | 東海大学 | 10:48:25 |
3 | 國學院大學 | 10:54:20 |
4 | 帝京大学 | 10:54:23 |
5 | 東京国際大学 | 10:54:27 |
6 | 明治大学 | 10:54:46 |
7 | 早稲田大学 | 10:57:43 |
8 | 駒澤大学 | 10:57:44 |
9 | 創価大学 | 10:58:17 |
10 | 東洋大学 | 10:59:11 |
11 | 中央学院大学 | 11:01:10 |
12 | 中央大学 | 11:03:39 |
13 | 拓殖大学 | 11:04:28 |
14 | 順天堂大学 | 11:06:45 |
15 | 法政大学 | 11:07:23 |
16 | 神奈川大学 | 11:07:26 |
17 | 日本体育大学 | 11:10:32 |
18 | 日本大学 | 11:10:37 |
19 | 国士舘大学 | 11:13:33 |
20 | 筑波大学 | 11:16:13 |
参考記録 | 関東学生連合 | 11:12:34 |
青山学院大学が2年ぶり5回目の総合優勝!
2位の東海大学とともにこれまでの総合成績タイムを更新しました。
3位の國學院大學は最高順位を更新、4位の帝京大学は最高順位タイを記録。
9位の創価大学は初めてのシード権獲得、11年連続総合3位以内だった東洋大学はシード権ギリギリの10位。
上位10位までの大学には来年の箱根駅伝への出場権がシードとして与えられ、11位以下の大学は10月に行われる予選会を勝ち抜いた上で箱根駅伝への出場権が与えられます。
第96回箱根駅伝(2020年)復路 大学別成績
続いて第96回箱根駅伝(2020年)復路の大学別成績とタイムです。
チーム | タイム | |
---|---|---|
1 | 東海大学 | 5:23:47 |
2 | 青山学院大学 | 5:24:07 |
3 | 帝京大学 | 5:27:08 |
4 | 明治大学 | 5:27:35 |
5 | 早稲田大学 | 5:28:55 |
6 | 東京国際大学 | 5:29:54 |
7 | 東洋大学 | 5:29:56 |
8 | 駒澤大学 | 5:30:3 |
9 | 創価大学 | 5:30:43 |
10 | 國學院大學 | 5:31:31 |
11 | 中央学院大学 | 5:31:53 |
12 | 中央大学 | 5:31:59 |
13 | 神奈川大学 | 5:33:15 |
14 | 法政大学 | 5:34:23 |
15 | 順天堂大学 | 5:34:53 |
16 | 国士舘大学 | 5:34:56 |
17 | 拓殖大学 | 5:35:20 |
18 | 日本体育大学 | 5:35:57 |
19 | 日本大学 | 5:37:44 |
20 | 筑波大学 | 5:38:20 |
参考記録 | 関東学生連合 | 5:37:40 |
復路優勝は東海大学!
これまでの記録を更新し、復路新記録を樹立しました。
余談ですが、駒澤大学が往路も復路も総合成績も8位で唯一すべての数字が揃った大学となりました。
第96回箱根駅伝(2020年)復路 各区区間賞
第96回箱根駅伝(2020年)復路、各区区間賞とタイムです。(敬称略)
選手 | タイム | |
---|---|---|
6区 | 館澤 亨次(東海大学) | 57:17 |
7区 | 阿部 弘輝(明治大学) | 1:01:40 |
8区 | 小松 陽平(東海大学) | 1:04:24 |
9区 | 神林 勇太(青山学院大学) | 1:08:13 |
10区 | 嶋津 雄大(創価大学) | 1:08:40 |
6,7,10の3つの区間で区間新記録が出ました!
6区は区間賞を獲った館澤選手と2位の今西駿介選手(東洋大学)が、10区では区間賞を獲った嶋津選手と吉野貴大選手(帝京大学)がこれまでの区間記録を更新しました。
第96回箱根駅伝(2020年)復路 個人的感想
ここからは第96回箱根駅伝(2020年)復路をテレビ観戦したわたしの個人的な感想を書き記します。
6区(20.8km)
6区は4位でスタートした館澤亨次選手(東海大学)がトップを走る谷野航平選手(青山学院大学)にどこまで追いつくかに注目していました。
館澤選手はスタートしてすぐに前を行く大上颯麻選手(東京国際大学)に追いつきさらに前へ出て、山下りが始まってからはものすごい速さで山を下って昨年記録された区間記録をあっさりと更新。
スタート時3分22秒あったトップ青山学院大学とのタイム差は2分21秒差まで詰まりました。
区間記録を更新した今西駿介(東洋大学)は「さすが経験者」と思わせる勢いある走りで11位だった順位を7位まで押し上げ、東洋大学は強いんだぞというところを見せてくれたと思います。
それにしても、昨年「ようやく57分台が出た」と言われた6区だったのに、今回2人57分台が出てしかも館澤選手は57分台前半。
そう遠くないうちに56分台が出てくるかもしれませんね・・・
7区(21.3km)
7区は日本人出場選手の中で10000mのベストタイムがいちばん速い阿部弘輝選手(明治大学)が当日エントリー変更で登場。
期待どおりの素晴らしい走りで区間記録を更新しました。
阿部選手の走りよりレース中に気になっていたのが鈴木創士選手(早稲田大学)。
6区で12位に下がっていたのにあっという間に2分くらいのタイム差をひっくり返して9位に浮上。
ここにもすごい1年生がいた!と驚きました・・・
トップを走る中村友哉選手(青山学院大学)を追う松崎咲人選手(東海大学)は、たすきをもらってすぐに前を行く木付琳選手(國學院大學)に追いつき並走を続け、12kmすぎで前に出てトップの青山学院大学との差を2分01秒まで詰めました。
7区のお楽しみのひとつ、二宮の定点ポイントに陣取るフリーザ様。
最初のうちは「カメラマンが映さないようにしているのか?」と思うほど全然映っていなかったからおそらく場所を変えたんでしょうね(笑)その後映っていました。
8区(21.4km)
8区は優勝争いもシード権争いもおもしろくなってくる区間です。
優勝争いは追う小松陽平選手(東海大学)と逃げる岩見秀哉選手(青山学院大学)がほぼ同じペースで走り続け、結果として差が1秒詰まっただけ。
区間賞インタビューで小松選手は悔しさを隠しきれず涙・・・
上位10校に与えられるシード権争いは、ボーダーラインの外にいた11位の鈴木大海選手(創価大学)が前を行く10位の藤井雄大選手(中央学院大学)に13km過ぎで追いつき、その後上り坂で前に出て突き離したもののさらに藤井選手が鈴木選手に追いついて、抜いて、結果として7秒差でたすきリレーをするというシード権ボーダーライン上の凄まじい戦いが繰り広げられました。
8区から9区へつなぐ戸塚中継所ではトップのチームが通過してから20分以内にたすきリレーをしないと繰り上げスタートになるのですが、いちばん後ろを走っていた筑波大学がリミット1分前にたすきリレーをして繰り上げスタートを回避しました。
ほっとした・・・
9区(23.1km)
9区は神林勇太選手(青山学院大学)が区間記録まであと12秒という好タイムで走りきり、さらには追う松尾淳之介選手(東海大学)との差を3分42秒まで広げたため9区を終えた時点でほぼ青山学院大学の総合優勝は決まりとなりました。
シード権争いは10位有馬圭哉選手(中央学院大学)と11位石津佳晃選手(創価大学)が差が開く→差が詰まる→また差が開くという展開。
有馬選手は区間2位の好走で石津選手に55秒の差をつけたので、この時点では中央学院大学の6年連続シードは確実だと思っていたのですが・・・
9区から10区へつなぐ鶴見中継所では、トップのチームが通過してから20分以内にたすきリレーができなかった日本体育大学、日本大学、筑波大学の3大学が繰り上げスタートとなりました・・・
10区(23.0km)
最終10区では3位争いがとてもおもしろかったです!
内山涼太選手(東京国際大学)と河村一輝選手(明治大学)が並走してけん制し合っている間に5位の殿地琢朗選手(國學院大學)が14kmで、6位の吉野貴大選手(帝京大学)が17.5kmの時点で追いつき、その後は4人で並走。
4kmほど進み、残り1kmのところで殿地選手がスパート。
吉野選手、内山選手が懸命に追うも殿地選手が逃げ切り3位でゴールしました。
(河村選手が諦めるの早かったように見えたのはわたしだけですか?)
シード権争いはテレビに映った時点ですでに11位だった嶋津雄大選手(創価大学)が前を行く石綿宏人選手(中央学院大学)を抜き去っており、シード権内の10位へ。
かなり速いペースで走っていたから最後バテないか心配していましたが、そのまま走りきり10区の区間記録を更新!
順位をふたつ上げて9位で見事シード権を獲得しました。
9区が終わった時点で10位と11位は変わらないと思っていたのですが読みが甘かったですね・・・
2分差がひっくり返るくらいなのに55秒差がひっくり返らないわけがない。
さいごに
第96回箱根駅伝(2020年)復路、総合成績と復路成績を個人的感想とともにまとめました。
往路もおもしろかったけど復路もまたおもしろかったです!
ツイートを追っているときに見かけたこの雑誌を片手に来年は観戦したい。
今年の箱根駅伝は終わったけれど、明日からはワイドショーで特集が組まれたりするのでそれらの番組を観ながらロスを少しでも回避しようと思います。
▽第97回箱根駅伝(2021年)往路成績まとめと個人的感想はこちら
第97回箱根駅伝(2021年)総合成績、復路成績と個人的感想はこちら